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講座 Day10 ミレーナはホルモン剤の副作用が少ない

オープンクリニック講座 Day10
ミレーナはホルモン剤の副作用が少ない

 

ミレーナはもともと避妊リングとして開発されました。実際にはリング形状ではなく、T字形をしています。

ビルなどの飲み薬と比べて、子宮の中に入れるミレーナは黄体ホルモンの血中濃度が高くなく、副作用が少ないのです。

黄体ホルモンは排卵後から生理前にかけて高まり、むくみ、イライラ、気分の落ち込みが出やすくなります。

ミレーナはその副作用が飲み薬ほど強くありません。

そして、経血量と生理痛が劇的には減ります。
挿入してから数ヶ月は不正出血が出ますが、そのうち落ち着きます。

保険適応で1万5千円程度の負担、一度入れると、5年間効き続けるので経済的なんですよ。

 

ミレーナ物語連載中(丸尾猛医師)

こちらの記事により詳しいミレーナ開発経緯まで解説しております。ぜひごらんになってください。

ミレーナ物語(1) 我が国で装着1例目の女性の生の声「天国です」に導かれ

ミレーナ物語 (2) 装着後に過多月経が劇的に改善するミステリーの解き明かし

ミレーナ物語 (3) 装着により筋腫は縮小するのか?を経て、いよいよ認可

ミレーナ物語(4) 生理の苦しみから救うミレーナの強みは?欠点は?

ミレーナ物語(5) ミレーナが動機付けた研究から新治療薬の提唱へ

ミレーナ物語(6) ミレーナに触発された橋渡し研究で女性の健康増進

ミレーナ物語(7) ミレーナ物語に欠かせない二人の恩人

ミレーナ物語(8) 橋渡し研究で大きな戦力となった外国人留学生