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2025.10.10

不正出血の原因・検査・治療とその費用

 

不正出血は女性の不調のサインとして不安に感じやすい症状です。

 

【不正出血の最も多い原因は卵巣機能不全】

女性ホルモンや黄体ホルモンが足りないと子宮内膜が出血しやすくなり、卵巣機能不全とよばれます。

本来は月経がおわるころより女性ホルモンが増え、排卵前にピークをむかえます。

女性ホルモンは子宮内膜を分厚くし、排卵後に黄体ホルモンが増えて子宮内膜の厚みを維持します。

女性ホルモンや黄体ホルモンがしっかりと減るときには、子宮内膜がはがれ月経の出血となります。

卵巣そのものの働きが不調となる原因として

  • 更年期世代など年齢の影響
  • 多嚢胞性卵巣症候群で排卵しにくい

 

脳下垂体から卵巣に指令を出すホルモンのうち、卵胞刺激ホルモン(FSH)は排卵できるように卵胞を育て、黄体刺激ホルモン(LH)が排卵させます。

脳下垂体からの指令が不調になる原因として

  • 極度のストレス、疲れ
  • 風邪をひくなどの体調不良
  • 激やせ、体重増加

 

【子宮の病気が不正出血の原因の場合】

  • 子宮頸がん(子宮の入口のがん)
  • 子宮体がん(子宮の中のがん)
  • 子宮頚管ポリープ(良性のポリープでもこすれると出血しやすい)
  • 子宮筋腫(粘膜下の筋腫が子宮口から膣内に出てくる筋腫分娩の場合)

 

【不正出血の検査と費用】

  • 超音波検査(エコー)約2000円
  • ホルモン採血 約2000円
  • 子宮頸部細胞診、子宮体部生検検査 1000~5000円

(初診料、再診料として別途400~900円かかります)

 

【不正出血への対応】

  • 経過観察 出血量が少ないとき
  • 中用量ピル 出血量が多いとき 135円~
  • 低用量ピル 毎月繰り返すとき 2000~2500円/月
  • よもぎ蒸し 5500円

 

出血量が多いようなら、中用量ピルを7日ほど服用すると出血がとまり、薬を飲み終わると月経のような出血が起きます。

毎月不正出血を繰り返すようなら、低用量ピルやホルモン治療をしばらく継続することがあります。

疲れや緊張が強い状況であれば、よもぎ蒸しで体を温めてリラックスするようお勧めしています。

 

 

ぜひお気軽にご相談ください。