
自然分娩の痛みを和らげる腹式呼吸
【自然分娩の痛みを和らげる腹式呼吸】

自然分娩で腹式呼吸を取り入れると陣痛の痛みが和らぎます。
そのためにはまず腹式呼吸と胸式呼吸の違いを知らねばなりません。
腹式呼吸はまず息を吐いておなかをふくらませます。このとき横隔膜が胸の方に上がり、肺の空気を押し出します。
息を吐き終わると自然に息を吸いこみますが、このとき胸に力を入れる必要がないことがポイントです。
胸式呼吸は最初に胸を動かして息を吸ってから息を吐き出します。吸い込むときには息を吸う音が聞こえます。
ところが、腹式呼吸では息を吸う音がしないのです。歌手が歌うときに息継ぎの音がしないのは、腹式呼吸をしているからです。
陣痛は子宮の筋肉が収縮する痛みなので、力を入れるとより一層痛みが強くなります。陣痛の痛みがきたときに息を吐き出して体の力をなるべく抜くようにすると、痛みの感じ方がマシになります。
そういう訳で自然分娩をうまく乗り切るためには腹式呼吸が大事なのです。
【芦屋小野レディスクリニック】
腹式呼吸を用いた自然分娩については、芦屋小野レディスクリニックの小野利夫院長に教えてもらいました。『なんとしても陣痛の痛みを穏やかにのりきってほしいという想い』が小野院長から妊婦さんに伝わり、安心するとともに痛みが和らぐのかもしれません。陣痛の痛みの最中ではうまく腹式呼吸する余裕がなくなってしまいがちですが、小野院長が陣痛に付き添って目と目を合わせると腹式呼吸がうまくできるようになり、痛みが和らぐそうです。
【レディーバードクリニックの妊婦健診】
レディーバードクリニックは妊娠32週まで妊婦健診を受けられ、助産師がいつでも相談にのることができます。
