
繰り返すカンジダ対策
繰り返すカンジダ対策
①糖分を控える
②蒸れないようにする
③腟の乳酸桿菌をふやす
酒粕やカテッジチーズのようなポロポロしたオリモノが増えて、かゆみを伴うときはカンジダが疑われます。
カンジダはカビやキノコと同じような真菌の一種で、口腔内や皮膚の常在菌です。
カンジダは酵母(イースト)型のときに発酵を助け、菌糸型のときに病原性を発揮します。高温多湿や弱アルカリ性の環境で、酵母型から菌糸型に変わり活発に増え始めます。
免疫が落ちているとき
抗生物質を飲んだ後
妊娠中や低用量ピル内服中など女性ホルモンが増えているとき
にカンジダ症状が出やすく、治療しても何度も繰り返すことがあります。
① 砂糖や小麦粉などの糖分を控えると、酵母の発酵作用が抑えられます。(パン生地に砂糖を加えないとイースト発酵しにくいのと同じです)また、ナッツやコーヒー豆などカビが生えやすい食材や発酵食品を控えることがすすめられます。
② しめつけの強い下着などでデリケートゾーンが蒸れやすい高温多湿な環境を避けると、カンジダが増えにくくなります。
③ 乳酸菌のサプリメントを使用して、腟が酸性に保たれると、カンジダが増えにくくなります。
カンジダを疑うオリモノやかゆみがあるときは、疲れがたまって免疫が低下しているサインかもしれません。
病院で腟の培養検査を受けると、カンジダの有無や腟の善玉菌である乳酸桿菌がどれくらいいるかを確認することができます。
腟剤や軟膏を使用することで、カンジダの症状は数日で軽快します。
何度もカンジダ症状を繰り返すときには、この3つの対策を試してみてはいかがでしょうか?