
生理不順の原因と整え方

生理不順の原因と整え方
生理不順の原因はさまざまですが、その原因別に生理不順の整え方を解説します。
①多嚢胞性卵巣症候群(PCOS:ピーコス)
20歳から30歳代を中心にもっともよくみられる原因です。
排卵しにくい卵巣の特徴として、超音波検査では卵胞が数珠状にたくさん連なっている多嚢胞卵巣という特徴的な所見が見られます。また男性ホルモンが高くなるため毛が濃い多毛やニキビを伴う方が多いです。
原因としては、インスリン抵抗性や肥満が考えられますので、甘いものを控えたり、適度な運動がすすめられたりします。
②ストレス、睡眠不足、生活リズムの乱れ
視床下部(脳)から卵巣に向ける指令が抑えられ、一時的に生理不順になることがあります。
ストレスの原因から距離をとり、生活リズムを整えることが大切です。
③ダイエットによる急な体重減少、アスリート
ダイエットやアスリートのような過度の運動で体重が減ると、視床下部(脳)から卵巣に向ける指令が抑えられ、しばらく月経が来なくなります。
④肥満
急激な体重増加でも、月経が来なくなることがあり、食事制限と運動にて改善が期待できます。
⑤思春期
初経が始まってから数年間は生理周期が整わないことがあります。数年すると自然と生理不順がなくなることが多いです。
⑥更年周辺期
40後半から50歳にかけて、卵巣の働きが不安定になると月経周期が乱れやすくなります。
ストレスや更年期症状をコントロールすると、改善しやすくなります。
⑦高プロラクチン血症
出産後の授乳中や飲んでいる薬の影響、ストレス、下垂体腫瘍によりプロラクチンというホルモンが高くなると、排卵できなくなり生理がとまることがあります。
授乳や原因となる薬をやめると生理周期がもどることが多いです。
⑧甲状腺ホルモン異常
甲状腺機能低下や甲状腺機能亢進(バセドウ病)が生理不順の原因である場合は、甲状腺の治療で良くなります。
【生理不順の薬物療法】
生理不順の原因が明確であれば、対策が取りやすくなります。上記の根本治療がうまくいかないときはホルモン治療を検討できます
- 妊娠を目指さないとき:低用量ピル、カウフマン療法(ホルモン治療)
- 妊娠を目指すとき:排卵障害があれば、排卵誘発剤
