赤ちゃんの枕は安全なの?
赤ちゃん枕は安全なの?
基本的には赤ちゃんに枕は必要ありません。
大人と背骨の湾曲の仕方が異なるため、枕を使わなくとも大丈夫なのです。大人の脊椎は頸椎にかけてS字に湾曲しているため、枕を使う方が背椎と頸椎がまっすぐに保たれます。赤ちゃんはそのような脊椎の湾曲がまだ目立たないので、枕が必要ないのです。
ただ、赤ちゃんに向き癖があったり、頭の形が気になったりするときには、ドーナッツ枕を使ってみたくなりますよね。
また、赤ちゃんは胃の形の発達が不十分なため、真横に寝かせると吐き戻しをすることがあり、吐き戻し防止枕を使うこともあります。
赤ちゃんの頭蓋骨は柔らかく、生まれてくるときには狭い場所を通過するために細長く頭が変形できます。生まれてから頭の形は自然と丸い形に戻っていくことがほとんです。赤ちゃんに向き癖があると形が整わないこともあります。生まれてから6か月を過ぎると頭蓋骨が固まってくるため、6か月までが頭の形を整えるチャンスです。
安全な赤ちゃん枕のポイント
①枕の高さが低いと、口をふさいだり、首が前屈して喉がしまる心配がありません。(ドーナッツ枕)
②枕が高めであっても、背中全体までサポートしていると、首と背中がまっすぐな状態が保たれるので、喉がしまる心配がありません。(吐き戻し防止枕)
ドーナッツ枕や吐き戻し防止枕はなるべく日中に使用し、親の眼がゆきとどくように気を付けておくとなお安心です。
大阪の抱っこひも専門店 キューズベリーさんの記事を監修しました。ぜひご覧になってください。
【産婦人科医監修】赤ちゃんに枕は必要?目的に合わせて使い分けよう | キューズベリー抱っこ紐専門店公式ブログ (cuseberry.com)