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更年期のセルフケアと漢方
更年期のセルフケアと漢方

更年期には自律神経が不安定になりますが、更年期症状は東洋医学的に気、血、水のはたらきから解説します
【更年期症状の分類】
気逆、お血、血虚、水毒の組み合わせが人によってさまざまですが、症状の原因をイメージするとセルフケアしやすくなります
気が上半身にのぼってしまう『気逆』→ ほてり、のぼせ、イライラ
血がとどこおる『お血』→ 頭痛、肩こり、のぼせ、手足の冷え
血のめぐりがわるい『血虚』→ 貧血様症状、動悸、息切れ
水のめぐりがわるい『水毒』→ めまい、浮遊感

【更年期のセルフケア】
気逆は呼吸法で整え、お血・血虚・水毒は運動や温めで整えてみましょう
呼吸法 腹式呼吸で自律神経をリラックスさせる
温める 湯舟につかる よもぎ蒸し ホットヨガ
運動 マッサージや定期的な運動
食事 ショウガやニンニクなど体を温める食材
【更年期の漢方】
カギとなる漢方の成分は茯苓(ブクリョウ)、松の根にできるキノコのコブのことで、体内にたまっている水分を外に出す働きがあります
『お血』⇒桂枝茯苓丸 ホットフラッシュ、頭痛、肩こりに効く
『お血』+『気逆』⇒加味逍遙散 イライラを伴うホットフラッシュに効く
『気逆』+『水毒』⇒苓桂朮甘湯 めまいや浮遊感を伴うホットフラッシュに効く
