
黄体ホルモン単剤の避妊用ピル『スリンダ』は40歳以上でも安心
黄体ホルモン単剤の避妊用ピル『スリンダ』は40歳以上でも安心
従来の避妊用ピルは女性ホルモンと黄体ホルモンの合剤です。
40歳以上の年齢になると血管が細くなり血圧が上がりやすく、血栓症リスクが高まるために避妊用ピル(あるいは保険適応の超低用量ピル)をすすめにくい。
女性ホルモンが血栓症リスクを高めやすく、40歳以上の方は黄体ホルモン単剤の薬剤として、ディナゲストや子宮内に挿入するミレーナを選ぶことが多かったのです。
2025年6月30日より販売されるスリンダは国内で初めての黄体ホルモン単剤の避妊用ピルです。
避妊ピルが必要な40歳代の女性にとってはかけがえのない選択肢が増えます。
当院の自費避妊用ピルの値段
ファボワール: 2500円/1シート、一相性ピル、月経移動調整しやすい、
トリキュラー: 2500円/1シート、三相性ピル、気力や性欲が落ちにくい
スリンダ : 4400円/1シート、黄体ホルモン単剤ピル、血栓リスクが少ない
黄体ホルモン単剤の薬剤を比較してみますと、
ミレーナ:子宮内に挿入、過多月経と診断されれば保険適応で約1万円/5年間
ディナゲスト:1日2回内服、休薬なし、月経困難症と診断されれば保険適応で1200円/月
スリンダ:1日1回内服、月に4日は休薬、避妊用の自費ピルで当院では4400円/月
ディナゲストもスリンダも黄体ホルモン単剤であるため、女性ホルモン黄体ホルモン合剤のピルと比べると飲み始めの数か月は不正出血を起こしやすいです。
ディナゲストは毎月月経を起こさない飲み方ですが、スリンダは毎月月経を起こす飲み方なので、避妊効果を確認しやすく安心できます。
当院でもスリンダを導入予定です。ご希望の方は前もって入荷日を電話でご確認ください。